こんにちは。
南の方では入梅も聞こえる5月下旬、皆様いかがお過ごしでしょうか?
すっかり御無沙汰してしまいました、女将・ゆえです。
5月の行楽シーズンは皆様いかがでしたでしょうか?私たちは、御予約の品の製作の合間、
先週(いや、先々週ですね)北陸は新潟県・上越市へ、友人の結婚式にお招き頂きまして、夫婦で行って参りました。
結婚式は友人のプライベートなので、今回はその往路の北陸自動車道のドライブと上越で出会った味覚のお話です(*^。^*)
上越と言えば、上杉謙信公FANや甲冑・合戦祭りFANの間で有名なのはやっぱり、
夏の
「謙信公祭」。関西方面から北陸道を経由で向かわれる方の参考にもなれば良いな〜と思いまして、レポートをまとめてみました。
どうぞしばしお付き合いの程お願いします
今回の行程はただひたすら北陸自動車道を北上!北陸自動車道は長浜のお隣、米原のジャンクションから始まっているので、ほぼ起点から果てまでの旅路となりました。
お粗末な地図ですみません
5月17日の午前中、ゆるゆる一助と出発。
11時には福井県敦賀市の日本海沿いにある「杉津PA(下り側)」に到着。海が見渡せるここで1回目の休憩です。爽やかな五月晴れに景色がまぶしい!
ちなみここは夕日スポットとしてもおすすめだとか。眺望スペースがあり、運転の気分転換にぴったりです。
少し早いけど、このPAのお食事処で昼食。「ソースかつ丼」「海鮮丼」「甘エビコロッケ」など手ごろな御当地グルメが充実してました!(うっかり写真を忘れる美味しさ
)
さて、お腹いっぱいになったところで旅路を再開、しばらくはすこし内陸側に通る道を進み、石川県に突入したのは昼下がり。
また海岸沿いに出ました。海が見えた所で二回目の休憩。
空港や自衛隊基地、歌舞伎「勧進帳」の舞台にもなった安宅の関のある、小松市街にも近い「尼御前SA(下り側)」に到着です。
ここは先の杉津よりも海が目前に迫るSAです。どれくらい近いかというと、
尼御前岬まで歩いていけちゃうくらいです!!
SAに停車して、案内通り遊歩道を進むと、尼御前岬の公園につながります。
海岸からはるかに広がる青のグラデーションが絶景です。
そのまま公園の遊歩道を歩き進める一助。
風が強くなっているのか、波が岩場に荒々しく打ちつけては砕け、霧のような飛沫が顔に吹きかかります。
ああ〜これが日本海なんだな〜と実感
しばし、五感すべて駆使して日本海の息吹を堪能し、SAにもどります。
自衛隊小松基地が近いのか、自衛隊グッズなどもお土産コーナーにあり、それも興味津津。でもまあ、往路で荷物が増えても、なんなので(笑)目に留めておくのみで、再び出発です。
そして石川は中心地・金沢を越えて、富山に差し掛かったのは15時ごろ。ティータイム休憩と思っていたところ出会ったのが「有磯海SA(下り側)」。
回廊庭園のように花や木々で整えられた構内は、なんだかデートスポットのような、かわいらしい、いい雰囲気です。
ここのカフェで休憩(*^_^*)…と、入ったら…さすがいい雰囲気のSAのカフェ、ホテルニューオータニが運営なのでした。
SAのカフェにありがちな、ファミリー向けのにぎやかなイメージを素敵に覆す、ホテルさながらの丁寧な応対で静かなテラス的に通されます
ここでゆったり、自慢のオリジナルブレンドのハーブティーを賞味
ふ〜、思いがけず優雅な気分。でもお値段はSAの一般的な価格帯なのが、気おくれしなくて嬉しいです
さて、リフレッシュして、三度出発。一気にゴールを目指します。有磯海から以北は険しい海岸沿い、トンネルやほぼ海上にせり出した道を越え、夕方無事に上越市に到着。ゴールは
「天然温泉 門前の湯」。
ネットで翌日の式場に近い宿をさがしていて見つけたのですが、行ってみたらなんて素敵♪スーパー銭湯に居酒屋とビジネスホテルが付いているという、お手軽な便利さ。しかも居酒屋は越後の地酒と地元の旨い物もばっちり揃ってます!
早速、温泉へ。しっとりした良いお湯で、終日座りぱなしで固まった体をじっくり解します。旅館とは違いスーパー銭湯なので、気取らない感じや耳にする他のお客さんの会話が、異郷に来た情緒を実感。(ちなみに本当に良いの湯だったので、翌朝も入っちゃいました。)
そして、同温泉内の居酒屋「わっしょい」で夕餉!!!
そこでお待たせしました、
【本日の旨い物】
その1・日本海名産 ホタルイカの沖漬けと上越名産
「岩の原ワイン(白)」
お醤油によ〜く漬かったホタルイカの濃厚な味わいが溜まりません!!
そして、女将・ゆえの一杯目はいきなり地酒ではなく地ワイン♪
後で知ったのですが、上越が誇る明治創業の老舗ワイナリーなんですね。日本人の口に合いやすい、程よく甘みのある白ワインでした。
その2・日本海の郷土の味「げんぎょの干物」
げんぎょ(正式名称・ノロゲンゲ)は、日本海で水揚げされる深海魚で、本来はプルプルのゲル状の体液で身を覆った魚。
それを干してカチカチにするとあら不思議、程よい弾力を残した身に、潮の味と旨みが凝縮され、小さくとも食べ応えのある一尾に変身!
以前、生のげんぎょを買って、家で調理して食べようとしたことがあるのですが、その時はどうもプルプルが苦手でした。
でも、これでげんぎょの旨さに開眼!!
ワインの後、越後の地酒を頼んだのですが、これがもう、お酒が進む!!!
ほかにも、スルメイカの天ぷらや地場産の大きなお揚げの一枚焼きなど、郷土料理を味わいました。
北陸の旅情と味を存分に楽しみ、翌日は新郎新婦の祝宴に幸せオーラを頂いた、素敵な1泊2日のリフレッシュ休暇でした。
…という訳で、今回はあいにく上越市内や春日山城といった上越の見どころや、話題の「
上杉おもてなし武将隊」さんを尋ねる事は、時間の都合上できなかったのですが、ドライブ旅を満喫してきた私たちでした。
観光できなかった分、上越土産を楽しく買い物!
それは次のブログでレポートします(^^ゞ
ではでは、入梅も聞こえる季節の変わり目、どうぞご自愛くださいませ。
笑門来福
時代物工房 一助朋月