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    華麗・勇壮・素敵、一助朋月の姫武者甲冑【1】花嫁道具は甲冑?!

    • 2013.02.20 Wednesday
    • 22:07
     こんばんは
    前回の婚礼列席レポート、皆様ご高覧頂きまして、誠にありがとうございます!
     ソーシャルボタンのFB「いいね」が150カウントを超えると謂う、ブログ開設以来の快挙に、びっくりしております
    「え!『いいね』ってそんなに付くんだ」…と。
     兼虎さん、旦那様、本当にありがとうございます

     さて、本日は、そんな兼虎さんの御婚礼MYお召具足と、婚礼に使ったアクセサリーを全力紹介
    ご依頼主と甲冑作家・一助朋月&女将、そしてご近所甲冑女子仲間の皆さんと共にアイディアや理想を詰め込んだこだわりの一領なのです。
    hime2012-all2s.JPG
    形としては「胸取縅縦矧胴(むなとりおどしたてはぎどう)」
    一助朋月定番の縦矧当世具足をベースにオーダーアレンジ。
    hime2012s.jpg
     ご依頼のイメージは、
    男前かつ草摺りにフレアな華やかさを
    派手すぎず、でも渋くカブいたアクセントもしっかり際立たせたい

     相対する理想の共存、素敵なイメージです
    やっぱり女子は欲張りでなくっちゃ 

     ではそのイメージを踏まえて、茶潤みをベースカラーに、縅は黒で糸の色の派手さは無くし、
    小鰭(こびれ=袖上の部分)、胸取、各袖・草摺りの一番裾、そして向かって右前の草摺りのみ色変えに、鼈甲のようなゴールドを効かせたカラーリング
    そして、胴を少し短めにし、草摺りを長く取るこだわりのくびれボディに
    胸取を入れることで縅糸の柔軟性が、女性のバストラインにも無理なく沿います。
    hime2012-sides.JPG
    hime2012-ups.jpghime2012-backs.JPG
    sodekote.JPG
    籠手と脛当、赤紫の家地が素敵
    ちなみに胴の納品の折、兼虎さんのお召しのお洋服が、
    赤紫のトップスだったので、試着で胴とすごくマッチしていました。そのままその場で、「じゃ、こんな色の家地で」と追加注文なのでした

     そして、めでたく先日の祝言の席にて初お披露目となったのでした。これからもMy甲冑としてドンドン着用して頂ける予定です!きっとお祭りレポートでもご紹介できることでしょうね私もどのように今後着こなして頂けるのか、次に「戦場」で会えるのが楽しみです

     さて、甲冑のご紹介はここまで(今回は胴・脛・籠手の一式です)





     ここからは女将の友情の物作り
     
     先日の婚礼の髪飾りのコサージュ。着物に合わせて、作りました。(友情の物作りだから非売品ね)
    実はこれ花もピンもその他材料もすべて百均で出来てます
    ウィッグに盛った図)
    DSC_0268s.JPGDSC_0274s.JPG
    昔、独身時代の職場の先輩がフラワーアレンジメントの名人で、ちょっと教えてもらった事があって、
    「百均の造花でもしっかり見て選べば、とっても使えるのよ」と。
    まさか今役立つことがあろうとは…H主任、ありがとうございました(御覧になっているのか?)

    DSC_0293s.JPG
    そして、「懸け守り」…これもご用意させて頂きました。非売品です
    懸け守りは武家の女性が嫁ぐ折、首からかけていたもので、これを新郎に渡し、新郎が受け取り床の間に掛けることで婚礼が成立したそうです。
     「実家の庇護から、婚家(=夫)の庇護、もしくは共に守り立てる側になる」ってことなのかな〜。
    儀礼の真意はハッキリ判らなかったのですが、先日の祝言では、この儀礼をアレンジし、
     新婦が首から外して、手に持ち新郎への誓いを述べ、それを受け取った新郎が新婦を迎え守ることを誓う、そして新婦の首に新郎から掛けてあげる…と言う形をとりました。
    一般の打掛や引き振袖姿での、和の人前式のスタイルとしてもアリだと思います
    この懸け守り人前式、やってみたい人、懸け守りの注文は女将まで
    (いらっしゃるのかなぁ…

     さて、一助朋月の姫女子甲冑特集第一弾でした
    実はここ最近まで女性向けオーダーが続いてまして、紹介したい作品帳ストックがまだまだあります!

     そして、ブログを書いている間にも、次の新作が動いています春はすぐそこ、祭りシーズンに向けて、ドンドン新たなお召具足を送りだすのに猛進する一助朋月でした。

     花粉症とインフルエンザ入り交じる季節ですね。
    どうぞ皆様ご自愛くださいませ。
    それでは今日はこの辺で。

    笑門来福
    http://itisuke-ko-bo.net/

    めでたき祝言!『戦国結婚披露式』に馳せ参じました!

    • 2013.02.18 Monday
    • 17:23
    P1030591s.JPG  
     甲冑仲間の兼虎ちゃんが目出度く、長年お付き合いのパートナーさんと
    御入籍!近江を旅立つこととなり、5月の関東での挙式披露宴に先駆けて、ご報告を兼ねて祝宴が、先日2月16日Yesグリーンホテル長浜みなと館さん「フライングムートンクラブ」にて開かれました!

     兼虎ちゃんのたっての希望から、「歴史好きや甲冑仲間が多く集まるから、衣装や儀礼を万事戦国時代風に!」という事で、(ご新婦の!)甲冑を誂えた事と合わせて、女将に「時代考証・プランニングと衣装コーディネートを」と御用命頂きました。
     元ブライダルプランナー・ゆえ、かなり退化した力をあらん限り尽くして、ご協力させて頂きました。

    P1030589s.JPG
     お衣裳は甲冑仲間MNJさん・コンさんにもご協力頂き、戦国時代の武家の正装にて。
    ご新郎は直垂、ご新婦は打掛の腰巻姿。実はこの取り合わせは浅井長政・お市の方の肖像画をイメージにして。そしてより華やかにちょっとアレンジ。新婦の髪にはお花をあしらいました。長浜は盆梅が美しい季節、という事で紅梅の枝を簪にいよっ!美男美女

     法螺貝、太鼓の鳴物武士、かわいい侍女2人を従えて入場(これがご友人協力なのだからスゴイ!)そして戦国の武家の婚礼に倣い、懸け守りに誓いを交わして頂いたのちに、近江の地酒の樽で鏡開き!立ち合いは小谷城語り部の会の諸兄諸姉の代表者さま。
    P1030606s.jpg
    樽が開くと、乾杯!しかも新婦手作りのカワラケ(素焼風盃)にて…このもてなしの熱意に会場も一気に盛り上がります。
    カワラケには両家の家紋!特別感が満載祝い酒の一口は格別でした。
    そしてお料理は、イタリアン!FROM近江のイタリアンの人気店「ピッコロボスコ」さんです
    P1030610s.JPG

    そして列席武将の間で、「信長のシェフ」ごっこ勃発
    P1030614s.JPG
    「なんと、南蛮の酒は美味じゃの〜!」
    P1030616s.JPG
    「料理も摩訶不思議で美味な物ばかりじゃ!ケン殿、これはなんと申す料理じゃ?!」

    「わ〜たりガニのクリ〜ムスパゲッティ〜です(笑)」
    …ケン殿はいません
    そんな、やりとりも交えつつ食事歓談も進み、新郎新婦お二人の緊張も次第に解けて、自然とより和やかに(ちなみに今回の席次は全て小谷城の城郭の名前という、新婦と語り部の皆様のこだわりが素敵
    P1030618s.JPG

     ここで、一つ目のスペシャルアトラクション!ご新婦が太秦で出会った、ダンディな墨絵師・御歌頭(おかず)さまをお招きしてのライブドローイング!既に川中島の龍虎決戦の図が会場に飾られていたのですが、もう一枚、お二人の為、即興で書き上げるという…はたしていったいどのような画が…
    P1030620s.JPG 
    筆に迷いなく、さらさらと漆黒の線が描かれていきまして・・・・

    完成!勇ましき浅井長政と寄り添うお市!躍動感とお市の淑やかさがなんとも素敵です。
    P1030633s.JPG
    しかも、お市の髪には梅の枝が…これはお市であり、兼虎ちゃんでもある。
    素晴らしいです

     さて、宴も中盤、新郎新婦が盗賊に拉致されるというコントを挟んで(ああ〜盗賊団の写真がないのが惜しい!めっちゃステキな盗賊団だったのに〜〜〜)お色直し!

     戦国と言えば…やっぱり甲冑!お二人とも一助朋月甲冑で装い新たに勇ましく出陣
    P1030625s.JPG
    ご新婦は12月に誂えお納めした、MY甲冑を本日お披露目。
    黒とゴールドの渋さと派手さが絶妙のバランス、胴をやや短めに草摺りを長くフレアーにとった、こだわりの一領です。ご新郎は当工房のいつもの甲冑をお召し頂きました。基本のデザインがほぼ同じ、ペア甲冑なのです
    P1030628s.JPG
    ちなみにご新郎は、今まで甲冑を着たことはなかったとのことですが、
    堂々の着こなしぶりですよね

     お色直しを終えて、ウェディングケーキにかえて、和菓子(お団子)のお箸取りの儀をして頂いた後、スペシャルアトラクション二つ目、甲冑武者・矢舞(やま)殿&最上主馬(もがみしゅめ)殿による、祝い舞のご披露
    P1030644s.JPG
    勇壮かつ華やか、正に武者の宴です。
    P1030646s.JPG
     この日の為にお稽古された気迫が伝わりました

     御開きに新郎新婦お二人からの御挨拶。空はやっと青空。この日は晴れたり時には雪が舞ったりと言う天気でしたが、このお二人なら、ご新婦兼虎ちゃんに最大限の理解と協力を惜しまないやさしいご新郎さんなら、晴れの日も嵐の日もきっと乗り越えて行ける

     そう信じたのは私だけでなく、ご列席の皆様も…ですよね

    P1030654s.JPG
     良き祝言の一日、楽しさと幸せを、心づくしのお二人から沢山頂きました。
    ご列席・ご協力の皆さんも素敵で、お二人の御人徳のなせる素晴らしい御式でした。
     お支度のお部屋や会場で最大限、色んな融通を許してくださった、ホテルオーナーの川村様ご夫妻、また、後ろの席からニコニコ見守っていらっしゃったご家族様にも、、今回少なからず関わった者として、快くご理解いただけたことを本当に感謝申し上げます。
    P1030663s.JPG
     結びに甲冑・戦国衣装メンバーのみで集合写真…ホントこれ、個人のパーティーだからね
    どう見ても「ナントカ祭り」…みたいな(いつもの)様相を呈していますが(ちなみに列席の半数はこんな格好だけど、あと半数は一般的な現代のお呼ばれの装いだったからね

    P1030594s.JPG
    兼虎さん!幾久しく仲良くお幸せに
    これからも遊んでね

    やっぱりブライダルっていいな〜なんて思いつつ、一助朋月らしい甲冑婚プランも考えてみようかとちょっと自信を得た女将なのでした。
    笑門来福!
    http://itisuke-ko-bo.net/

    縁を結んで、羽ばたく二人へ『比翼連理』

    • 2013.02.15 Friday
    • 23:40
      こんばんは。

     色々新作紹介もストックされているんですが…今日はどうしても「ことのは加留多」2回目

    『比翼連理』
    私、女将・ゆえの大好きな、希望を与えてくれる大事な言葉です。

    ちょっと古い言葉なんですが、「夫婦仲良く」を表す言葉。
    少し詳しい意味をYahoo!百科事典から一部抜粋すると・・・
    比翼連理【ひよくれんり】中国の伝説上の鳥と木の称。比翼という鳥は雌雄それぞれ一目一翼のため、つねに並んで一体となって飛ぶといわれ、連理の木は2本の木でありながら、枝が連なって1本となり、木目(もくめ)も相通じているとされ、ともに男女の契りの深さに例えられる。[ 執筆者:田所義行 ]

     この言葉に出会ったのは学生の頃。「和漢三才図会」という江戸時代の百科事典を調べていた折に見つけた言葉で、前述の様子が絵で紹介されていました。
     大空を並んで飛ぶ鳥と地に根を張って枝を伸ばす大樹の絵、一瞬で心を奪われました。
    学生の頃は結婚なんてイメージできなかったけど、「こんな言葉の似合う縁があれば良いな。」と。

     まあ、それから、こんな(?)縁がありまして、結婚。滋賀に嫁いで参りました
     女将業に専念する前、つい昨年4月まで、私は彦根市のホテルで、宴会・ブライダルのお仕事をしていました。
     ブライダルを担当させて頂いた折にも、担当したカップルさんへ挙式当日、この言葉を鶴のイラストと共にメッセージに添えて贈ってました。(リアル比翼は怖いもんね

     「夫唱婦随」って言葉もあるけど、私はこれはちょっとしっくりこない。
    夫婦って、どちらが上でも下でもなくて、並んで二人で、「一人では到達できなかった世界」に向かって行く事だと思うんです。そして力強く根を張って、毎年枝に花を咲かせて大樹を繋いで行く。

     カップルの数だけ、家族の数だけ、「一人では到達できなかった世界」がある。
    私たちもまだまだ広い世界、分厚い大地を手さぐりで何とか旅しています。
    …並んでるつもりが、よく喧嘩もしますが…

     明日は友人の結婚祝い
     二人の新たな世界へのスタートを全力で祝ってまいります

    _BUN0034.JPG
    ちなみにこれは私たちの結婚式の時のウェルカムディスプレイした時の
    え?もう5年前???早いなぁ・・・この時は甲冑屋なんて考え、大脳の片隅にもなかったわ
    うん、これがこそ「一人じゃ到達できない世界」ってことね

     それでは、縁ある明日へ笑門来福
    http://itisuke-ko-bo.net/

    ゴザルござる武者語で御座る?!

    • 2013.02.08 Friday
    • 18:28
      こんばんは。

     立春も越えて、少し暖かい日も増えたかな〜と思いきや、朝からドッサリ雪の長浜です。
    うう、まだ春は遠いのか…

     しかし、工房は春からのお祭りシーズンに向けて、ご予約は満員御礼
    新調甲冑デビューを心待ちにしていらしゃるお客様の為、連日忙しく手を動かしております。
    この甲冑やアイテムたちを仕上げていく一領ごとに、一点ごとに春が近づくのかな
    新作はまた追ってご紹介させて頂きます。

     さて、今日はそんな合間の息抜きの読書から見つけた、こぼれ話。
    戦国ブーム、武将隊ブーム到来と言われて久しい昨今、息の長い、根強い人気は私たちにも心強いです。

     そんなブームの中、よく耳にする「武者語」
    「それがし、○○守○○でござる。」
    「こたびの件、大儀であった。あとはよきにはからえ」…など等、
    時代劇で武士の役どころや、人物表現に欠かせない独特の言葉使いですね。
     この武者語・武士言葉の成り立ち、実は面白い!

     武士に独特の言葉使いが出来たのは、実は江戸時代。
    参勤交代制度が定着し、江戸には全国の大名とそれに付き従った家臣が集まるようになる。と、もともと日本はお国言葉が多様な国、江戸で各地方の武士が出くわしても、お互い意思疎通が出来ない!
     …これは不便ばかりか無用なトラブルの火種にもなりかねない。何か全国共通武士の「公用語」が必要になりました。そこで、ベースになったのは、能・狂言の謡曲や台詞!
     というのも、能や狂言は武士の嗜み。有名な曲や台詞回しなら地方・国を問わず、武士なら知っているハズ。という事で、能や狂言のフレーズから引用して話すことが、やがて武士の間で定着していき、やがて江戸の町人たちにも
    「お侍さまとは、こんな風に話すもんなんだ!」
    「いや〜やっぱ俺たちと違って威厳があるもんだね!偉そうとも言うけどさ」…と認識されていったみたいです。(あ、町人の会話は女将の妄想ね)
     能や狂言の言葉が「武家クラスター」の共有言語!

    なんか今で言うと、初対面の人でも
    「やらせはせん!やらせはせんぞ!!」とか
    「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ!!」でニヤリとしてくれて会話が弾むのと、似ていますね…あれ?なんか違う??

    (ちなみのちなみに、現在の「標準語」が出来たのは明治時代らしい)

    参考文献は歴史群像シリーズ【決定版】図説「侍」入門(楽天ブックスにジャンプ)宝島社刊・永山久夫著「武士のメシ」(楽天ブックスにジャンプ)です。どちらも武士の生活に迫る写真いっぱいの面白い本です!ご興味のある方は是非、書店や図書館で探してみてください。

    それでは、今日はこの辺で。
    まだお寒い折、ご体調やお足元どうぞお気をつけて。
    笑門来福
    http://itisuke-ko-bo.net/

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