皆様、おはようございます
梅雨入りが近いのでしょうか?最近は曇りが多い長浜です。
そろそろ台風とかも心配ですね
さて、去る6月2日、ひこね文化プラザで行われました「時代考証学会フォーラムIN彦根」に
お勉強に行ってきました
「時代考証」って言葉…よく時代劇や大河ドラマのクレジットに、スタッフとして紹介されてますよね。
文字通り、演目の内容に沿って時代背景・人物背景を考証してドラマにリアリティを持たせるお仕事です。
その専門家の学者さんや、ドラマプロデューサー、俳優、そしてロケ地の地域(今回は彦根)の街の人が一堂に会し、ドラマ作りと地域資源の活用を話し合うフォーラムでした。
今回は主に、
彦根城を中心とした小江戸情緒な映画ロケ地の王様・彦根と
『秀吉』・『功名が辻』・『江〜姫たちの戦国〜』三度の大河ドラマ関連博覧会を成功してきた長浜といった開催地域と結び付けての、「時代考証とは?」だったのですが、
時代考証って広くて深い郷土史・人物史・古文書研究・民俗学全て統合して、原作や脚本に肉付けていくのですが、
御周知の通り
「何もかも史実通り」というわけでもない。
エンターテイメントだから、当然「魅せたいモノ(事)」が中心にある訳で、その中心を魅せるためには省略されるエピソードや描かれないシーンも多々あるのです。
ほらよく「○○の乱だったら、□□も活躍したのに何で出てこないの?」とかあるでしょ?
そんなお声が視聴者から上がるのも重々承知で、考証情報の取捨選択をされているわけなんですよね〜。
その取捨選択の中で、
実は各史学会で進んだ最新研究成果を生かしていたり、人物の生まれ育った土地でしか知りえないエッセンスを取り入れていたりして、時代劇や大河ドラマって深く進化しているんです。
時代劇や大河ドラマはやはり、見る側には歴史興味の入り口・見せる側には歴史研究の発信源であってほしい。
と、同時に地域資源・郷土意識活性の起爆剤でもあってほしいという提言で締めくくられていました。
甲冑とは直接関連した話はなかったのですが、大変興味深い一日でした。
時代考証学会→
http://jidaikousyou.seesaa.net/
では、本日も笑門来福
http://itisuke-ko-bo.net/