石上神宮例祭「ふるまつり」へ!〜納品甲冑着付け御奉仕の旅〜

  • 2018.10.20 Saturday
  • 15:49

 皆さんこんにちは。滋賀県長浜市の樹脂製アクション甲冑と殺陣用カーボン刀のお店、時代物工房 一助朋月の女将ゆえです!

 さて、秋本番ですね。今日も関ヶ原や各地のイベントにご出陣の武者さんも多いかと思います、どうぞ素敵なご武運を❤

 

 我々はさる10月15日、以前7月に甲冑2領(社伝色々縅腹巻写しと勝色二枚胴)

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こちらお納めいたしました奈良県天理市の石上神宮へ、例祭「ふるまつり」の甲冑着付け御奉仕に上がって参りました。

 

 新調甲冑コンビ、いよいよお披露目と初陣です。(お役の方がいらっしゃるまで、準備に余念が無い店主・一助。いつものイベントと違って神事祭礼ということで緊張気味です。)

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お渡りの列は約200名の氏子様が各お役の装束で参列されるとのこと。お役はくじ引きで決まるのだそうですが、

甲冑騎馬武者の役はその中で2名。

お納めの際お世話になった神職さんの話では、

「一昨年(昨年は雨でお渡り中止)までは、甲冑騎馬武者といえば『鎧が重くてしんどい、馬上で目立つので気も抜けない。』と実は敬遠されがちな役」

だったとか。

「それがこんな軽くてお社縁の甲冑の写しとなったからには、今後は取り合いの役になりますよ〜!」

と神職さんの声も朗らか。喜んで着て貰えたらと我々も当該のお二方を待ちます。

 

 …とはいえ、200名の中のお二人。当然それ以外の方のご準備の方が次々に進んで行き気が付けば我々の目の前は、直垂やら白丁やら水干やら、色んな装束に着替える方で込み合ってきました。そしていかにも業者然とした形で立つ我ら。当然…

「なあ、これ袴どうやって着ますのん???」

と聞かれる。袴ならすぐ解るし、時間も余裕あるしで手伝い始める我々。次第に「水干は???この烏帽子は???」ともなる。

私は以前京都で着たことあるうろ覚えの記憶を引っ張りだしつつ、一助は他の装束着付けの係の方の所作を、見よう見真似しつつ、聞けるタイミングで確認しつつ、装束着付けもサポート。結果、装束の着付けや生地素材の勉強にもなったという、ありがたいお土産が付きました(笑)現場の学びって大切。そしてまた日ごろ装束も研鑽しておこうと思いました。

 

 そうして、装束着付けが落ち着きだした頃、甲冑騎馬武者役のお二方が入られました。

我々本来のお仕事発揮、手早く着付けてご出立準備完了!

出発場所に移動の際も

「カッコええななあ、けどこれ重いねんやろう?大変やなあ」

と声を掛けられるのですが、

「いやぁ全然楽です!」

とお二方の声も軽やかに、無事騎乗の武士となりました。

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甲冑武者の役も乗馬も今回が始めてだったそうですが、

そうとは思えない堂々振りに、我々もただただ魅入って激写!

甲冑騎馬武者の他、花鉾・花笠・太鼓と賑やかに、前後を飾り、宮司様・御奉幣のお稚児さん・御鳳輦(御神輿)のお渡りが約4キロ先のお旅所へ向かいます。

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天理の大通り〜在所の中を抜け、お渡りはお旅所である神社に到着。

 御鳳輦の中の神様に向けて神饌や神楽の奉納。

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そういえば花の装飾が多く、御鳳輦も各装束も彩り豊かで、本当に煌びやかなお渡りです。

華やかな甲冑でお力になれたことが誇らしいと改めて感じました。

 

神様への奉納の後は、ご一行もしばしの休息。そして一路還御の途へ、また4キロの旅路です。

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疲れたご様子も無く、着崩れも無く(休憩中甲冑を外すことも無く)

勇ましく晴れやかな騎馬武者として列を先導されます。

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無事、神宮に御帰着となりました。

下馬後、お疲れや苦しいなどのご不調が無いか伺ったところ、

「大丈夫です!楽しかった!!」

とのありがたい感想を頂けました。(「でも外したときの開放感も格別やね(笑)」とも)

 

由緒ある本歌の写しをさせて頂いたことも勿論ありがたい御縁ですが、

お役目を楽しんでいただける、祭礼の晴れやかな気持ちを存分に味わってもらえる、祭礼に参加される氏子さまのお気持ちに添う甲冑としてお納めできたのも、あり難い得がたい実績だったんだと一日密着させていただいて気が付きました。

深く深く、感謝いたします。

 

 今後、「美しく、軽くて疲れにくい、着付けやすい、扱いやすい甲冑」として祭礼用としても自信を持ってお奨めして行きたいし、またそういった機会を頂けた折にはお社や氏子様のお気持ちに添うよう働いて行きたいと思います。

 

【おまけ:一方その頃の若女将さんは…】

初めての石上神宮、境内のご神使であるニワトリさんたちにご挨拶。

この↑ニワトリさんは若女将曰く「先生!」らしい…

「先生だよ、先生!」と守り役の奈良じいじ、奈良ばあばにも紹介してました。せんせい…。

そして割りと長時間飽きることなく、ニワトリさんたちと遊んでいたとか。ありがとうじいじ、ばあば…。

 

 重ね重ね、貴重な機会をありがとうございました。秋のピーク、製造も通常のお店も頑張って参りますね!

笑門来福☆

アクション用樹脂製甲冑と

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(撮影いたしました画像は現地にて掲載許可を頂いております。無断転載・無断転用はご遠慮ください)

 

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